ブランディングと企業価値

私がモノづくりの立場で解釈しているブランディングとは、企業価値を高める作業です。私の場合はそれは時間がかかっても構わないと解釈しています。

ブランドとは、要するに、信用作りであり、信用とは、一朝一夕にならずだからです。それは人付き合いと同じでしょう。

信用をつくる時、 それはハイリスクで短期的な方法と、ローリスクで長期的な方法の二手があるでしょう。短期的な方法はメディア戦略でできる=何らかの形で理解を求める事、いわゆるベンチャー的な方法。長期的な方向は目立つ事をあえて控え、リーピーターを作るためにアフターサービスと商品改善に特化して、狭い間口から口コミによって構築するやり方が代表的かとおもいます。

いわゆるオーソドックスな老舗発想。

昨今、人それぞれ、好みの認識は違うので、いきなりマスのヒットになることはなかなか難解でしょう。 雑誌で煽る方法もあるでしょうけども、短期収束しがちです。また、不動の地位を得ている、周知ブランドのイメージ低下と言う事も考慮すると、爆発的に人気があればいいというものでもないでしょう。

持続可能な商品展開をやってく事になる。それは生産体制に、ムリをしないこと、社員の意識改革もあるでしょう。存続できない体制を作ってしまっては、ブランディングの結果、企業は倒産する事もありえるでしょう。

ブランディングの成功法則

ブランディングにの評価をえたいなら、ロングセラーを狙う商品作り、長く愛される企業体制作りに必然的になります。

なぜならば、時代は環境意識、社会福祉意識の高まりを見せているので、 消費を煽るアンチ高値ブランド運動もでているほどです。

極端には消費者は不買運動をやる場合もあります。 時にはバッシングの力は強大であり、大手企業も簡単に倒産に追い込まれます。それほど情報のもつイメージ力は大きい。昨今のライブドア、東急インがいい例でしょう。

ちょっとしたトップの姿勢の悪さが 情報リークのみで瓦解させる事になる。 品質を高めながら使い捨てでない受け継がれる商品開発をやるのは時代の倫理意識にあってる。

そのためには経営を貫徹してもらう為、あえて上場しないと言うような事、企業倫理を売って、信用つくりも商品開発と同時にやっていく、というような、コンプライアンスもでるかもしれない。

ひいては 創業者や先人の知恵を生かし、誠実な態度できちんとしたモノづくりをするという、バランスを求める、至極当たり前の事が今風のブランディングになるです。